トライアンフのアドベンチャーツアラーだった「タイガー」は、1993年に初代モデルが登場し、1999年に2世代目モデルへとバトンを渡した。885ccの3気筒エンジンには、モデルチェンジを機にフューエルインジェクションが組み合わされ、フレームは従来型のバックボーンタイプに代えて、新たにスチールペリメタータイプを採用していた。2001年モデルでは、排気量を955ccに拡大するとともに、吸排気系を一新。2005年モデルからは、スポークホイールに代えてキャストホイールを採用するようになったほか、足回りの変更を受け、オンロードでも軽快かつスポーティなハンドリングを得るようになった。しかし、ホイールサイズは、フロント19インチ/リア17インチと変わらず、タイヤもオフ系のブロックパターンを履き続けた。2代目のタイガーは、2006年までラインナップされたのち、2007年には、前後17インチホイール&オンロートタイヤのタイガー1050が、3代目として登場した。