ホーネット600は、ホーネット(250)に続くシリーズ第2弾として、1998年2月に発売された。前年秋の東京モーターショーに展示されたモデルが市販されたかたちだった。CBR600F用の599cc水冷4スト直列4気筒DOHCエンジンをバックボーンフレームに搭載し、250ccモデル同様に、マフラーはリアに向かって高く引き上げられていたのが特徴。その他のスタイルもよく似ているが、ホーネット600は大型二輪だけあって、ブレーキはダブルディスク式となっていた。2000年には、ハーフカウルを装備したバリエーションモデルとして、ホーネットSが登場。バイクブロスでは別モデルとして項を分けた。なお、国内仕様のホーネット600は比較的短命に終わったが、海外では、ストリートファイターネイキッドのCB600Fに対するペットネームとして「ホーネット」の名称が使われていった。