ホンダのスクランブラースポーツに関される「CL」シリーズは、1962年のドリームCL72スクランブラーを端緒に、ベンリイCL90/125(1966年)なとへ拡大していった。そして、1968年に登場したのが、ドリームCL250だった。排気量249ccの空冷並列2気筒OHCエンジンを搭載し、5段ミッション、前19インチ、リア18インチのスポークホイールを組み合わせ、荒れ地を走行するスクランブラーを象徴する、アップマウントされたマフラーが採用されていた。その後、仕様変更を受けながら1970年代前半までラインナップされていた。【追記】それから約50年がたった2022年11月のEICMA(ミラノショー)で、新しくCL500が発表され、その際に、日本市場に向けてCL250がラインナップされることも公表された。21世紀のCL250は、レブル250由来の単気筒エンジンとフレームをベースにするが、アップマウントのマフラーなど、スクランブラーらしいスタイルはそのままとなる。新しいCL250は2023年5月に発売されたが、別車種として項を分けた。