1990年7月に登場しわずか2年間だけ輸入販売された R100(日本での呼称は R100 トラッド)は、初年度に100台、翌年に100+α台が輸入されただけのモデル。R100トラッドの特徴R100トラッドというモデルは、一言で説明すると当時販売されていたR100RSやRTからフェアリングを全て取り去り、シートを薄くしたモデル。一見すると1990年以前のR80と区別することが難しく、サイドカバーの文字やスタイルだけで判断せず、必ずフレーム番号と車検証の型式等で確認する必要がある。型式はR80/100とR100の二種類が存在し、エンジン型式は102VCのみ。車体構成はほぼR100RSとRTに同じ。そして新車時によく付けたアクセサリーとして、ヘッドライト回りに付ける小型のコックピットカウルがあります。純正品は内側に時計と電圧計が付くようになっていて高価だったものの、装着率は高めだった。車輌に付けるアクセサリーはR、Kと共通品であることが多く、グリップヒーター、大小サイドバッグ、小型トップケースなど色々なものがあった。