RAZORBACK(レイザーバック)125/250は、2020年に発売された。それまでのマットモーターサイクルズのモデルは、リアサスがツインショックであったが、レイザーバックは、モノショック。フロントフォークは倒立タイプを採用していた。そのうえ、マットらしい小振りなフロントフェンダーがアップマウントされていたことからも分かるように、オフロード走行用に仕立てられた、かつてのスクランブラースタイルを再現したものだった。レイザーバック250は、249ccの空冷単気筒エンジンを搭載したモデル。5速ミッション、前後ディスクブレーキ(ABS付き)を装備していた。なお、モデル名のRAZORBACKは、アメリカ英語では野生の豚、イギリス英語ではナガスクジラを指すが、マットモーターサイクルズは英国ブランドなので、後者ということになる。