2020年に発売されたアキタ125/250。「アキタ」というモデル名は、日本の秋田犬に由来した。もともとミックス犬(雑種)を意味する「MUTT」から、固有の犬種をネーミングしたモデルが登場したということながら、ざまざまなメーカーからパーツを調達して、高価になりすぎないようにする、ということで名付けられた「MUTT」の位置づけは変わっていなかった。アキタは、角型で、17リットルの大容量燃料タンクが特徴的。ファットサイズのブロックパターンタイヤとあいまって、大柄な秋田犬のイメージがあるといえばあるような雰囲気だった。249ccの空冷単気筒エンジンを搭載したのが、アキタ250。5速ミッション、前後ディスクブレーキ(ABS付き)を装備していた。