ライブディオSは、1999年登場のライブディオJのネーミングを変更するかたちで、2001年3月22日に発売された。このタイミングで、ライブディオ・シリーズはマイナーチェンジを受けており、シリーズのラインナップから、素の「ライブディオ」がなくなり、スポーティなライブディオZXと、ベーシックなライブディオSの2本立て構成になった。このタイミングでの仕様変更は、盗難抑止システムの設定。メインスイッチ、シートオープナー、ハンドルロックをメインのキーシリンダーに集約して、キーシリンダーにはシャッターを装備した。なお、ライブディオS発表の直前(2001年3月10日)には、水冷4ストエンジン搭載のディオ(スマートディオ)が発売されており、2001年は、2ストのライブディオ(S/ZX)と4ストのスマートディオが併存するかたちとなった。ライブディオSは、2001年12月にスペシャルカラーモデルを限定発売。このモデルが、1988年の初代以来続いた2ストロークエンジン搭載「ディオ」シリーズの末尾を飾ることになった。