ADV350は、2021年11月のEICMA(ミラノショー)で発表された新型モデル。X-ADV(745cc)、ADV150(149cc)に続く、クロスオーバー系スポーツスクーターだった。排気量329ccで、21.5kWの最高出力と31.5Nmの最大トルクを発生させる水冷単気筒エンジンは、前年に登場していたフォルツァ350用をベースにしたもので、トラクションコントロールを装備。スタイリングは、X-ADVと同じイメージで、フォルツァ350とは違い、フロントフォークは倒立タイプを採用していた。ホイールサイズは前15インチ/後14インチで、ブロックパターンのタイヤ(チューブレス)が組み合わされ、スマートキー、USB充電ソケット(フロントグローブボックス内)などを備えていた。2024年11月のEICMAでは、2025年モデルが発表された。ここで、5インチTFT液晶メーターを採用し、4方向トグルスイッチやウインカーオートキャンセラーなどが装備された。※日本未導入モデル(2024年11月時点)