フォルツァ750は、2021年の新型モデルとして、2020年10月に発表された。そのシリーズ名の通り、ホンダのスポーツスクーターのフォルツァ・シリーズの一員で、これまでのフォルツァ300/125の大きく上を行く、排気量745ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載していた。但し、先行していたシリーズ同様の構成かというとそうではなく、フルカバードされた車体に、「シートに腰かける」スタイルながら、中身はスポーツバイク同様。DCT(ツインクラッチ)の自動6段変速ミッションを搭載し、チェーンで後輪を駆動する車体構成だった。これは、X-ADV(RC95)やインテグラ(RC62/RC71)と同様。オンロードスタイルという点では、インテグラに近いが、インテグラがNCシリーズ共通の前後17インチホイールだったのに対し、フォルツァ750は、リアに15インチを採用。これはX-ADVと同じなので、登場年も近いX-ADVが、フォルツァ750のベースモデルであることが伺えた。トラクションコントロール(3段階/オフ)、ライドバイワイヤシステム、ライディングモード選択(4種)、スマートキー、USB電源ソケットタイプC)などを装備。また、スマートフォンを連携させ、声によってナビや音楽などをコントロール可能なシステムを搭載していた。2025年モデルでは、耐候性(防風性)や足元スペースの拡大などを目的に、フロントマスクのデザインを一新するなどの仕様変更を受けた。※日本市場への導入未定(2024年10月現在)