ZXR750がニンジャZX-7Rにモデルチェンジしたのを機に登場した、ニンジャZX-7Rのレースベースモデルが、ニンジャZX-7RRだった。登場は、ZX-7Rと同じ1996年。カワサキのマーケットコードはZX750N1とされ、ZXR750に対するZXR750Rと同じ関係性にあった。レースベースとなるため、ソロシート仕様となっているのが外観上の大きな違い。内部構造も、サーキットパフォーマンスをアップさせるために、キャブ径の拡大や足回りパーツの変更などが行われていた。登場時の資質が高かったこともあり、以降は細部変更で推移したが、ZX-7RRの活躍の場だったスーパーバイクレースが4気筒車の上限排気量を1,000ccに移行することになり、レースベースとしての役割を終えた。そのため、排気量クラスが異なるものの、2004年に登場したニンジャZX-10Rが後継モデルというかたちになる。