QJモーター・SRV250Aは、排気量249.4ccの水冷V型2気筒OHCエンジンを搭載した(アメリカン)クルーザーモデル。大きな特徴は、クラッチやシフト操作を行わない自動変速トランスミッション(オートマチックトランスミッション)搭載モデルだったこと。ライダーの左足元にシフトペダルは存在しなかった。左グリップの先にレバーは存在するが、それはクラッチレバーではなく、後輪ブレーキレバー。そのため、右足元に後輪ブレーキペダルも存在しなかった。つまり、操作感としては、スクーターと同様で、物理的にクラッチレバーもシフトペダルが存在しないことで、日本ではAT限定の普通二輪免許で運転することが可能だった。トランスミッション以外の構成は、SRV250(6速MT)と同様で、ホイールサイズは、前が16インチ、後ろが15インチで、ブレーキは前後とも油圧ディスク式(ABS付き)。フロントサスペンションには倒立フォークを採用していた。