2010年代半ばの2015年に「新登場」した2ストロークエンジン搭載モデル。とはいえ公道走行はできない、競技専用車としてだったが。2016年の新型モデルとして発表されたYZ250Xは、2スト・モトクロッサーのYZ250をベースにした、エンデューロ・クロスカントリーレース専用車。水冷2スト単気筒エンジンは、エンデューロ走行を目的に、燃焼室形状や圧縮比、排気タイミングなどを変更。扱いやすい特性とした。また、深いわだちなどを走ることがあるため、路面との干渉を抑える専用チャンバーを採用。YZ250と同じ5速ミッションながら、3速から5速をワイド化。給油タイミングが確認しやすいリザーブコック付きの燃料タンクなどを備えた。翌17年モデルで、ブレーキディスクサイズの変更があった。2023年モデルでマイナーチェンジ。後方ストレート吸気やフロントブレーキのピストン大径化などが図られた。2025年モデルでも、冷却系などに小変更が加えられた。※ナンバー取得、公道走行は不可