海外市場では2012年から、日本国内では2019年からラインナップされていたヴェルシス1000が、その直列4気筒エンジンの排気量を拡大するとともに、名称をヴェルシス1100と改め、2025年に「新登場」した。これまで1,043ccだった排気量は、シリンダーボア径（77mm）はそのままに、ピストンストローク量を3mm伸ばして59mmとし、1,098ccになっていた。なお、海外市場では、ベースモデルのヴェルシス1000とS仕様もラインナップされたが、日本国内向けは、ヴェルシス1000同様に、電子制御サスペンションを備えた最上級のSE仕様のみが導入された。この時代の「ニンジャ顔」のフロントマスク含めた車体のデザインは変わりないが、ギア比の変更やUSB-C電源ソケットの搭載など、内部構成や装備の最適化、各種のアップデートは施されていた。
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