ヘリテイジクラシックは、その名の通り、ハーレーダビッドソンの伝統的なクルーザースタイル受け継いだモデル。一見するとリアサスのないハードテイル風に見えるソフテイルフレームに、ディープタイプのフェンダー、大型のスクリーン、標準装備されたレザーのサドルバッグなどが組み合わされていた。そのヘリテイジクラシックに、2025年モデルから新しいエンジンが搭載された。前年までのミルウォーキーエイト114（1,868cc）から排気量を拡大し、1,923ccとした「ミルウォーキーエイト117」が新エンジンで、2025年にクルーザー各モデルに搭載されること同時に、その出力特性に応じて、「クラシック」「カスタム」「ハイアウトプット」の3タイプが用意されることになった。ヘリテイジクラシック117に与えられたのは、ミルウォーキーエイト117クラシック（最高出力91hp/最大トルク156Nm）だった。見た目こそ「ヘリテイジ」だが、コーナリングABSやトラクションコントロールはもとより、減速時にリアホイールがスリップするのを抑制するドラッグトルクスリップコントロールシステムなどの電子制御システムを装備。USBタイプCの電源ソケットも備えていた。
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