2019年秋のEICMA(ミラノショー)で、レブル500のマイナーチェンジ版が公開されるとともに、新しいバリエーションモデルとして、ビキニカウルと蛇腹式のフォークブーツを装備した「Sエディション」が発表された。シンプルで、素材感あふれるレブル(PC60/MC49)は、カスタムベースとして楽しまれることが想定されていたが、このSエディションは、メーカー自身によるライトカスタマイズ仕様だった。翌2020年になり、3月に日本国内向けのレブル250がマイナーチェンジするのに合わせて登場したのが、レブル250・Sエディション。その構成要素が、ヘッドライトの周囲をカバーするだけの小さなビキニカウルと、クラシカルなフォークブーツであったのは、ショーモデル通り。ブラックアウトされた車体には、標準仕様のレブル250とは異なるブラウンカラーのシートが組み合わされていた。LEDになったヘッドライトや、シフトポジションも表示するようになったメーターパネル、クラッチレバーの操作を軽くするアシストスリッパークラッチの装備などは、2020年モデルのレブル250同様だった。2022年12月に、平成32年(令和2年)排出ガス規制をクリアした。