1991年に誕生したロードスターは、R100GSとパワーユニットやフレーム、BMW Motorradパラレバー・サスペンション、クロス・スポーク・ホイールなどを共通とするオンロード・モデル。当時の最新技術を投入しながら「ベーシック、スタンダード、クラシック」といった親しみやすいスタイリングで、GS系エンジンのシリンダヘッドカバーには丸型のクラシック・タイプを装着している。フロントフォークにはスタビライザーを装備し、プログレッシブ・レートのスプリングを内蔵することで素直なハンドリングを実現。GS譲りの豊かな低速トルクに、オンロードにおける加速時の滑らかさ、必要に応じて発揮される十分なパワー、それを受け止める足回りなど、真のスタンダードと呼べる仕上がり、完成度の高さが伺える。日本向けには特別標準装備品としてエンジンガード、インテグラル・バック・ブラケットなどがある。