後年、原付1種のスポーツスクーターとして絶対的な人気を集めることになるライブディオZX(1994-2001年)。その前身モデルが、スーパーディオZXだった。発売は1992年2月で、すでに販売されていたスーパーディオ・シリーズに、スーパーディオSR同様の前輪ディスクブレーキを備え、新たにリアスポイラー(ハイマウントストップランプ付き)を装備し、さらにエンジン出力を強化したモデルだった。また、無段変速機もワイドレシオタイプになっており、発進加速から高速域まで、力強い走りを実現していた。93年にバックミラー形状、ハイマウントストップランプのレンズ色を赤から透明に変更した。既述のとおり、94年にはライブディオZXが登場するため、スーパーディオZXは、2年弱の生産が行われたのみだった。