ハイパーモタード（821）が、排気量を937ccに拡大して、2016年に登場したハイパーモタード939に設定された上級仕様車、それがハイパーモタード939SPだった。前後サスがオーリンズ製のフルアジャスタブルタイプに変更され、車高のアップ（サスストローク量のアップ）に伴なって最大バンク角が47.5度にまで広げられていた。ホイールはマルケジーニ製のアルミ鍛造で、シリンダーヘッドカバーはマグネシウム製になるなどの変更が加えられていた。また、3種類から選択できるライディングモードは、「レース」「スポーツ」「ウェット」になっており。スタンダードモデルよりもスポーツ性が高い設定になっていた。ハイパーモタード939同様に、2018年モデルまで設定され、翌年には後継モデルとしてハイパーモタード950SPが登場した。
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