XL400Rは、1982年4月に発売されたミドルクラスのオフロードモデル。排気量398ccの空冷4スト単気筒OHC4バルブエンジンを搭載し、5段ミッションを組み合わせ、フロントブレーキにはフィーリングのいいダブルリーディング式ドラムを採用していた。発売当時のホンダの4ストエンジンオフローダーはXL・シリーズが中心で、「XL(排気量)R」のモデル名としては、XL250R(1981年11月)、XL125R(82年3月)に続く3番目に登場したものだった。XL400Rの後には、XL200R(82年10月)も続いた。また、XL400Rは、CX-ユーロとCB400LCと同一発売されており、1982年は、ホンダの400ccクラスに、オフロードモデル、ヨーロピアンスポーツ、アメリカンクルーザーの3タイプが一気にラインナップされた春になった。