1991年1月に発売されたスーパーディオSRは、第二世代のディオ(スーパーディオ)に設定されたスポーティ仕様車だった。標準モデルのスーパーディオとの違いは、フロントのブレーキに、油圧式ディスクが採用されていたこと。先代のディオのモデル末期に設定された「ディオSR」が、スーパーディオにも引き継がれたかたちだった。また、登場時はイエローのヘッドライトレンズを採用するんなど、全体のカラーリングでもスポーティムードを高めていた。49ccの空冷2スト単気筒エンジンや、メットインも可能なシート下トランクなどの機能は、スーパーディオと同様。スペシャルエディションやカラー変更を受けながら、93年まで設定され、94年に次世代のライブディオSRが登場した。なお、ディオ・シリーズのスポーティ仕様車という設定は、92年2月に、前輪ディスクブレーキ&リアスポイラー装備の「スーパーディオZX」が登場することで変化。「ZX」の登場と前後して、ヘッドライトのイエローレンズは廃止された(ZXの装備となった)。