2010年代前半まで生産されたXL1200Nナイトスターの名称を継ぐかたちで、2022年の新型モデルとして登場したのが、RH975ナイトスター(NIGHTSTER)だった。2021年から、スポーツスター系モデルの水冷エンジン化が始まっており、1250ccのレボリューションマックス1250Tを搭載したスポーツスターS(RH1250S)が登場済み。それに続いたのが、レボリューションマックス975T(975cc)を搭載したナイトスター(RH975)ということになった。エンジンモードは3種から選択可能で、ABSやコーナリングタイプのトラクションコントロール、バックトルクリミッター(ドラッグトルクスリップコントロール)を搭載。LED式の丸型ヘッドライトには、ミニカウルがセットされており、その内側の丸型速度計には、燃料計なども表示していた。ホイールサイズは前19/後16インチで、6速ミッション、ベルトドライブ。スポーツスターSとは異なるリアのツインショックは、空冷時代のスポーツスターを思わせた。2023年モデルで小変更を受け、ミニカウルが外されて、よりスタンダードなスポーツモデルらしさが特徴となった。これは、2023年モデルでナイトスター・スペシャルが登場したことの影響だった。