2022年2月に登場したテネレ700ワールドレイドは、テネレ700派生のバリエーションモデル。2020年発表の「ラリーエディション」に続くもので、ワールドレイドのテーマは、その名のとおり、世界を駆けること。そもそも、2017年に発表されたプロトタイプの名前が、テネレ700・ワールドレイドであり、世界の過酷な環境を走り抜けたという開発ストーリーがあったので、同じ名前が市販車として蘇ったというかたちでもあった。並列2気筒の689cc・CP2エンジンなど基本構成はベースモデル踏襲で、給油あたりの後続距離を拡大するために、テネレ700の16Lを大きく超える23L容量の燃料タンクを装備。左右分割式のデュアルタイプのため、給油口も左右ならんで2つ存在した。給油口の前方にはオーリンズのステアリングダンパも装備。サスペンションも強化され、フロントにはKYB製フォークを採用。ABSは3モードでの切り替えが可能になり、カラーTFTメーターを採用した。※日本未発売モデル(2022年2月現在)