KLX300SMは、海外市場向けの2021年モデルとして新登場したスーパーモタード車だった。KLX300SMが搭載した排気量292ccの水冷4スト単気筒DOHC4バルブエンジンは、2016年まで日本でも販売されていたKLX250系統のパワーユニットで、KLX250用エンジンのシリンダーボア(72ミリ)を、78ミリに拡大することで、292ccの排気量を獲得していた(ストロークは61.2ミリで変わらず)。倒立式のフロントフォーク、前後ディスクブレーキ、液晶メーターを採用。モデル名の「SM」はスーパーモタードの頭文字で、かつてKLX250と併存したDトラッカー(2008年からはDトラッカーX)と同じポジション。スーパーモタード車の「公式」にのっとって、前後17インチホイールにはオンロードタイヤを装着していた。※日本未発売モデル(2020年11月現在)