モンスター750の後継モデルとして、2003年に発売されたのが、モンスター800・シリーズだった。2003年の段階では、ベーシックモデルとしてのモンスター800ダークと、上級仕様としてのモンスター800Sの2本立てでラインナップされたが、翌2004年には、両者が一本化されるかたちで、単に「モンスター800」という名称で販売された。搭載されたエンジンは、排気量803ccの空冷Lツイン2バルブエンジン。クラッチは湿式多板で、6段リターン式ミッションを採用していた。2003年のみ販売されたモンスター800Sは、ヘッドライト上部のミニカウル(メーターバイザー)とシングルシートカバーを標準装備し、アルミ製のスイングアームを採用していた。なお、翌年のモンスター800を経て、803cc、空冷2バルブ、湿式クラッチという組み合わせは、モンスターS2Rと継承されていった。