NORDEN901(ノーデン901)は、2019年11月に行われたミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA2019)で発表されたハスクバーナ初のアドベンチャーモデル。EICMA2019での発表時は、コンセプトモデルという位置づけだったが、翌12月には、市販モデルの生産が決定した。その直後に世界を襲った新型コロナウイルス感染症により市販がおくれたが、2021年10月に正式発表された。搭載するのは、排気量889.5ccの水冷並列2気筒エンジンで、KTM 890デュークと同じ系統のユニット(当時、ハスクバーナはKTM傘下にあったため)。ホイールサイズは、フロント21インチ、リア18インチで、エンデューロモデルの標準サイズだった。丸目ヘッドライトのどこかノスタルジックなスタイリング以外は、KTMアドベンチャーとの共通点が多く、ストリート/レイン/オフロードから選択可能なライディングモード、コーナリングABS(解除可能)、トラクションコントロール(介入レベル調整可能)を搭載。日本市場では、2022年3月に発売された。翌年には、バリエーションモデルとしてノーデン901エクスペディションが登場。2024年には、欧州規制のユーロ5+(プラス)に適合するとともに、ハザードランプ、USBポートを装備した。