2019年の新型モデルとして登場したシバー900は、排気量896ccのVツインエンジンを搭載するネイキッドスポーツモデル。一時、日本国内でも販売されたシバー750の後継モデルにあたり、車体デザインや構成は、シバー750を踏襲したものだった。アプリリアらしく、ライダーをサポートするさまざまな電子デバイスが搭載されていた。排気量は大きくなったものの、エンジンの出力は、70kWに抑えられていた。これは、EU圏のA2ライセンス(出力35kW以下)用バージョンを設定するため。「ベースとなるモデルが70kW以下」である必要があった。