CBX125カスタムは、ホンダCBXシリーズに設定された125ccモデルとして、1984年4月にデビューしたアメリカンモデル。同日には、カウル付きロードスポーツのCBX125Fも発売されている。125ccのCBXに搭載されたエンジンは、半球型燃焼室と放射状に4本のバルブを配置したRFVCシステムを採用したもの。燃焼効率を上げることで、出力アップと燃費性能の向上をともに実現しようというものだった。CBX125カスタムは、ロングツーリング向きのアメリカンカスタムモデルだけに、エンジンはCBX125Fよりも少しおとなしめな15ps。ショートタイプのメガホンマフラー、16インチ径のワイドなリアタイヤを備え、シート高は730ミリという低さだった。1987年に静粛性を向上させるマイナーチェンジを受けたあと、1993年にエンジン特性や5段ミッションのギア比を変更するなどの小変更があったのを最後に、モデル終了となった。