1990年1月に発売されたディオSRは、登場の2年前から販売されていたディオ(初代)のフロントブレーキを、油圧ディスク式としたスポーティバージョンだった。ベースモデルのディオが、89年12月にマイナーチェンジを受け、エンジン出力の向上やチューブレスタイヤを採用するようになっており、1か月後に登場したディオSRも、同じ仕様だった。90年6月に「サマーバージョン」を設定したのち、同年12月にはディオ・シリーズが2世代目のスーパーディオへ移行。またも1か月後の1991年1月に、スーパーディオSRが登場していた(フロントディスクブレーキ装備)。なお「SR」は、次世代のライブディオ(木)94年-)にも設定されるが、1996年のマイナーチェンジで、フロントディスクブレーキが標準化され、その時点で「ディオSR」の系譜は途絶えた。