2018年モデルで、ダイナ・ファミリーを統合するかたちで生まれた新しいフテイル・ファミリー。そこには、変わらず「ファットボーイ」というモデル名が存在していた。すっかりソフテイルの「顔」ともいえるモデルになっていたファットボーイが初めて登場したのは、1990年のこと（FLSTFファットボーイ）。映画「ターミネーター2」（1991年）の中で、T-800に扮するシュワルツェネッガーが乗って登場したことで、日本でも一躍人気モデルとなった。それから30年を経た2020年、年度中の追加モデルとして設定されたのが、30周年記念モデル（FLFBSANVファットボーイ114アニバーサリー）だった。ベースとなったのは、ミルウォーキーエイト114エンジン（1,868cc）を搭載したファットボーイ114で、ブラックで統一されたシャシーに、黒いヘッドライトナセルを装備。世界限定2,500台が生産され、燃料タンクコンソールにはシリアルナンバーが刻まれていた。
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