NSC50Rは、2012年秋のEICMA(ミラノショー)で発表された欧州向けの50ccスクーター。実排気量49ccの空冷4スト単気筒OHC2バルブエンジンをスポーティなルックスのボディに搭載し、ホイールは前後とも14インチサイズ、ブレーキはフロントディスク、リアドラムの前後連動式だった。全長は約1.84mで、ホイールベースは約1.25m。この数値と、14インチのホイールサイズからは、日本国内におけるディオ110と、車格的には同程度だということが推測できたが、フラットステップで実用車然としたディオ110とは異なり、NSC50Rは前述の通り、スポーティ。EICMAに展示された車両も、MotoGPワークスマシンと同じレプソルカラーが採用されていた。スポーティ・イメージという点では、2014年モデルには、同年のCBR1000RRと同様のカラー&グラフィックが採用されてもいた。※海外専用モデル(日本国内未発売)