SYM(エス・ワイ・エム)のスポーツスクーターモデル群のフラッグシップとして、2020年モデルで新登場したのが、マキシムTLだった。SYM社として、初の水冷並列2気筒エンジンは、排気量が465ccで、DOHC8バルブのヘッドを持ち、30kWの出力と42.5Nmのトルクを発生させていた。サスペンションは、フロントが倒立式のテレスコピックサスペンションで、リアがマルチリンク式のモノショック。車体の重量配分は、前50:後50というバランスで、4連LEDのヘッドライトを含む造形とともに、シティコミューターとしてのスクーターとは一線を画するパフォーマンスモデルだった。4.5インチのTFTカラー液晶メーターを採用。スクリーン高は2段階調整可能で、USBポートも装備した。