GSX-R125は、2016年10月のインターモト(ドイツ・ケルン)で発表され、2017年からラインナップされていた125ccクラスのフルカウル・スポーツモデルだった。EU圏内のA1ライセンス(125cc以下・11kW以下)所有者向けに、入門用のスポーツモデルとして用意されたものだった。このシリーズには、ネイキッドスタイルのGSX-S125が続き、日本市場へは、その後発モデル・GSX-S125だけが2017年秋から導入されていた。GSX-R125の発売は、その3か月後の2018年1月。ABSが搭載されたことや、124ccの水冷単気筒エンジンなどは国内向けGSX-S125 ABSと同様だった(というか、もともとRが先に登場)。日本国内区分でいうところの原付2種としては数少ないフルスケール(前後17インチホイール)のスポーツモデルとなった(発売当時)。2019年モデルはカラーリング変更のみだったが、2020年モデルでは小変更を受け、ハザードスイッチが追加され、液晶メーターは、黒地に白抜き文字表示となった。2022年7月には、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応し、アンダーカウル形状が少し変わった。