MF10型フォルツァの後継モデルとなる、フォルツァSi (MF12)のデビューは2013年。2000年代のビッグスクーターブームを過ぎ、高価になりすぎたフォルツァの生産をタイ工場に移管し、シンプルな装備で価格を抑えたモデルとしての登場だった(2011年フォルツァZ・税抜66万円に対し、2013年フォルツァSi・税抜51.4万円)。シンプルなモデルでありながら、フォルツァ・シリーズが2000年の登場以来受け継いできた力強いデザインと大型スクーターとしての利便性はさらに進化している。また、フォルツァSiではフロントホイールが14インチ化(従来は前後とも13インチ)され、安定性も向上している。ABS装備モデルも同時にラインナップされた。