2014年に発表され、2015年モデルからスタートしたドゥカティ スクランブラー・シリーズ。モンスター796用ベースの空冷Lツインを搭載した、ドゥカティのニューラインだった。モンスターやムルティストラーダなど他のシリーズと異なるのは、名称は「ドゥカティ スクランブラー」となっていたこと。ドゥカティの一部ではあるものの、ライフスタイルの提案などを含めて、独立したブランドとされていた。「アイコン」は、ドゥカティ スクランブラーのスタンダードモデル。803ccの空冷L型2気筒デスモドロミック2バルブエンジンを搭載し、フロント18インチ、リア17インチのキャストホイールを装備。さまざまに派生したシリーズのベースモデルだった。800ccのドゥカティ スクランブラーは、2019年モデルでアップデートされた。新型では、コーナリングABSが装備されるなどの変更を受けた。また、メーターには燃料計やシフトポジションの表示も加わった。スタンダードのアイコンは、いち早く2018年9月に発表された。