キムコ・ダウンタウン125iは、日本で言えば「原付二種」スクーターにあたるモデルでありながら、全長は2,250ミリのビッグ「サイズ」スクーター。欧州向けにラインナップされてきたもので、EU圏で言えば、排気量125cc以下、エンジン出力11kW以下のA1ライセンス所有者向けのモデルだった。日本の免許制度とは異なり、A1ライセンスは、上位のA2やAライセンスのためのステップなので、いわゆる「フルサイズ」で、排気量と出力だけが範囲内、という125ccモデルが設定されることが多かった。ダウンタウン125iにも、共通のボディを使うダウンタウン350iが存在しており、125が大柄というよりは、350の車体に125のエンジンを搭載した、というほうが正確だった。2019年3月から、再び日本市場での正式販売が始まった。