DR-Z50は、2008年4月に発売されたキッズ向けのオフロード専用モデルだった。モトクロッサー然としたスタイルとはいえ、競技用というわけではなく、子どもがバイクの基本操作を学ぶこと、気軽にバイクを楽しむことが、販売の目的にされていた。排気量49ccの空冷4スト単気筒OHCエンジンを、バックボーフレームに搭載。クラッチは自動遠心式で、リターン式3段変速のミッションは、ニュートラルの位置が分かりやすいボトムニュートラル方式を採用していた。セル始動もキック始動も可能。ホイールサイズは前後とも10インチで、シート高は560mm。フロントブレーキは、子どもの成長に合わせて(手の大きさに合わせて)、握り幅が調整できた。7歳以上、体重40kg以下の子供が対象だった。※DR-Z50は、ナンバーを取得し、公道を走ることはできない。