1977年に発売されたマメタン50は、原付1種(50cc以下)のアメリカンクルーザーだった。小さいながらも、プルバックスタイルのハンドルを備え、ティアドロップ型の燃料タンク、シッシーバー(シーシーバー)風の背もたれ付きシートが組み合わされたチョッパースタイルに仕立てられていた。搭載したエンジンは、排気量49ccの空冷2スト単気筒で、スポーツモデルのRG50用がベースになっていた(最高出力5.5PS)。ミッションは5段リターン式で、ホイールは前15インチ/リア14インチサイズ、初期モデルのブレーキは、前後ともドラム式(機械式リーディングトレーリング)だった。翌78年には、「カスタム」仕様が設定され、タコメーターが追加されたほか、フロントブレーキが、機械式のディスクブレーキに変更されていた。また、1979年にはキャストホイール仕様のマメタン50Eも発売された(別項)。