バンバン50は、1972年から80年代前半まで販売されていたレジャーバイク。特徴は、サンドバギーのような極太サイズのバルーンタイヤを履いてることで、空気圧を低く設定することで、悪路といえど、バンバン走り抜けることができた。なお、バンバンシリーズは、1971年発売のバンバン90に始まり、バンバン50(1972年)、バンバン75(73年)と続いた。49ccの空冷2ストエンジンを搭載し、車体の左側にアップマウントされたマフラーを備えるところはシリーズ共通ながら、花柄シートの「G」(デラックス)やエンジンガード付きの「S」(スポーツ)、自動遠心クラッチの「A」、フロントフォークにセリアーニ式を採用し、特徴的なタイヤを細くした「T」などのバリエーションが存在した。なお、「バンバン」の名称は、2002年に復活。折からのストリートトラッカー人気を受けての登場だった。バルーンタイヤなど、70年代のバンバン・シリーズに通じるイメージはあったが、バンバン50(75/90)ほど特徴的なスタイルではなかった。