ビジネスバイクのYB50をベースに、レトロスポーツらしいルックスを与えた原付1種モデルとして、1996年に発売されたのが、YB-1だった。パワフルな2スト50ccエンジン、4段ロータリー式のマニュアルミッション、17インチのロードタイヤ、カフェレーサー風のシングルシートなどを採用し、原付免許で乗れる本格スポーツバイクとして人気を集めた。また、1960年代の「単車」っぽさをイメージさせたデザインは、年配のライダーや女性からも支持を集めた。97年にマイナーチェンジして、燃料計を装備。タンク容量は少し減った。1999年まで生産され、翌年には、4ストロークエンジンに換装したYB-1フォアにモデルチェンジした。