1984年に発売された、SRX250。ヤマハ自身が80年に発売したRZ250以来、ハイパフォーマンス志向中心のモデル展開が中心となっていた時流から外れて、ファッションとしてのバイクを楽しむためのモデルとしての登場だった。ノンカウル・角目ライト仕様のSRX250と、ハーフカウル仕様のSRX250Fが設定された。翌85年4月には、SRXシリーズに400と600が加わり、歩調を合わせるかのように、丸型ヘッドランプ仕様が追加設定された。その後しばらくして、一旦ラインナップから落ちた時期もあったが、1990年4月に新型として再登場。ここでは、明確にSRX600/400シリーズに連なる「末の妹」らしいスタイルとなっていた。249cc空冷4スト単気筒DOHC4バルブエンジンであることは共通だった。