600ccクラスのフルカウルスポーツモデル。「FZ6」を名乗ってはいるが、この年に登場したXJ6とエンジンやシャシーを共にする姉妹モデルだった。たとえば、XJ6のエンジンは、それまでのFZ6(フェザー)用水冷直4ユニットをベースに、シリンダーヘッド、吸排気系を変更して低中回転域を重視したもので、FZ6Rも、同じ仕様のエンジンを搭載していた。なお、この後に、XJ6ディバージョンFが登場するが、両車は、仕向け地によって名称が異なるものの、同じモデル。ともに輸出専用車で、日本への輸入を行っていたプレストコーポレーションが、「FZ6R」として2009年に、2011年以降にXJ6ディバージョンFとして販売していたため、別モデルとした。