1997年のパリショー(フランス)で、1998年からの欧州販売がアナウンスされたマジェスティ125(YP125)。欧州向けモデルはヤマハのスペイン工場で生産されたが、日本市場に流入していたマジェスティ125は、台湾ヤマハによるモデルだった。日本国内ではすでに250ccのマジェスティ(YP250)が販売されていたが、マジェスティ125は、少しだけコンパクトなだけで、ビッグスクーターらしい車格と、タンデムのしやすさ(これが大事だった)は維持されていた。そもそも2005年(平成17年)までは高速道路道路での二人乗りは不可だったので、原付2種であることは、タンデムニーズに影響を与えるものではなかった。2002年にはフューエルインジェクションを備え、マジェスティ125FIとして発表されたが、バイクブロスでは便宜上、FI表記を省略した。