1985年4月1日に発売されたボクスンは、「収納」機能を備えたデイパック・スクーターだった。のちに、スクーターのシート下が収納になっているのは当然のことになったが、1985年当時はそうではなく、当時のPR資料には「シートを開けると大きな収納スペースが現れます。(中略)フルフェイス・ヘルメットまで収納可能(後略)」とうたわれていた。box'n というモデル名も、BOXをイメージしたもの。当時のTVコマーシャルでは、箱をボクスンのシート下に入れて「オーマイガー!箱はどこに?」というくだりがあった。排気量49ccの2スト単気筒エンジンは5.8PSを発生。始動方式はセルのみで、ブレーキは前後ともドラム式。10インチホイールを採用していた。