ビモータ・テージH2は、2019年11月に行われたミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で発表されたビモータブランドのニューモデル。再生の途上にあったビモータ社をカワサキが支援するために設立されたIMI(イタリアン・モーターサイクル・インベストメント)社が出展したもの(IMI社は、後にビモータ社となる予定だった)。テージH2の名称からも分かるように、ハブステアリング機構が特徴的だったかつての「テージ」に、カワサキ「ニンジャH2」(日本国内ではニンジャH2カーボンとして販売された)のスーパーチャージャー搭載エンジンを組み合わせたモデルだった。IMIは、2020年中にビモータブランドの車両を200台販売する計画だった。その2020年は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行に見舞われ、イタリアでも大くの感染者を出すなどの打撃を受けたが、2020年9月には、予約受付が始まり、同年10月からの販売開始が案内された。その後、日本市場へも導入された。