レジェンドTTは、1998年に発売され、2000年年代初頭までラインナップされたベーシックラインのトライアンフだった。ベースとなったのは、サンダーバードだが、入門用トライアンフとして、小柄なライダーも無理なく乗車できるようにと設定されたシート高は、725mmという数値。サブフレームやリアサスのリンクを、サンダーバードから変更することで達成されていた。搭載するエンジンは、885ccの水冷直列3気筒DOHC4バルブエンジンで、ほぼ同時期のアドベンチュラーやトロフィー900などとも同系統。5段ミッション、チェーン駆動、前後ともディスクブレーキを採用。ホイールは、前後とも17インチのスポークタイプだった。マフラーエンド部が先細り(テーパー形状)になったリバースコーンマフラーはレジェンドTTのための装備だった。