TT600(2000年-)に続く、トライアンフのミドルクラススーパースポーツが、デイトナ600だった。リッタースポーツに用いられていた「デイトナ」のモデル名が、ミドルにも使われた最初の例となった。ビッグボア・ショートストローク型の水冷4スト直列4気筒DOHCエンジン(599cc)をはじめ、基本構成の多くは、TT600から受け継いだもの。スタイリングを一新して、「異形2眼ヘッドライト」というデイトナ675へと繋がるデザインアイデンティティを獲得した。翌年には、排気量を拡大したデイトナ650が登場。※1980年代前半にも、「デイトナ600」が存在したが、そちらは空冷2気筒エンジンを搭載したトラディショナルスタイルのモデルだった。