1986年3月に発売されたDJ・1Rは、前年に登場していたDJ・1に対して、機能と装備を充実させたバリエーションモデルだった。排気量49ccの空冷2スト単気筒エンジンは、吸排気系を見直すことで、DJ・1の5.2psから5.5psにアップ。ホイールサイズは、8インチから10インチに大径化され、ハイグリップタイプのタイヤを採用していた。また、チャンバーにはサイレンサーも装備され、スポーティなルックスが強調された。1987年2月にはマイナーチェンジを受け、出力向上(6.0ps)、ホイールの軽量化、新形状シートなどが与えられた。その一年後(88年2月)には、進化版の後継モデルとしてDJ・1RRが登場した(別項)。※なお、正式な車名表記は「DJ・1R」ながら、Jと1の間が中黒(・)ではなくハイフン(-)で繋がれることがあるため、ここでは併記した。