2016年のデリーオートエキスポ(インド)において発表されたNAVI(ナビ)は、「FUN TO SEE」をデザインコンセプトにした、ちょっと変わったスタイルのオートマチックスポーツだった。109ccの4スト空冷単気筒エンジンは、スクーターモデル同様に後輪寄りに搭載され、タンクの下には、ぽっかりと空間ができていた。スクーターのエンジン・駆動系をスポーツバイクのスタイルにドッキングさせたような成り立ちは、メーカー違いながらスズキのストリートマジック(1997年~)かのようだった。なお、「ぽっかり」のスペース用には、オプションでトランク(インナーボックス)が販売されていた。2018年にはマイナーチェンジを受け、メーターに燃料計を装備。エンジンもBS-4と呼ばれる新型に換装されるなどの変更を受けた。環境規制の強化に伴い、インドでの販売は終了したが、2022年からはアメリカ市場でもラインナップされた。※日本では正式にラインナップされることはなかったが、少なくない台数が輸入され、日本国内でも走行する姿を見かけることがあった。