ロードフォックスは、後ろ二輪のホンダ「スリーター」シリーズ5番目のモデルとして、1984年7月に発売された。ストリーム(1981年)に始まったシリーズ4モデルとの違いは、ロードフォックスはパイプフレームとワイドな後輪で、三輪バギーがイメージされていたこと。49ccの空冷2ストエンジンに組み合わされたチャンバーは後輪の上(シートの後方)で、それもバギー風だった。ミッションは無段階変速ではなく、2速オートマチック。始動はセルのみ。ロードフォックスに続いたスリーターは、宅配などビジネス用途向けのジャイロUP(1985年)。スリーターは、ビジネスバイクに適したジャンルとして残っていくことになった。