1992年3月に発売されたナイトホーク250。その時のプレスリリースには「アメリカン・スタイル」とあったが、少しフロントフォークが寝ていて、アメリカンに近いといわれればそうかもしれない、ぐらいのごく一般的なロードスポーツというのが実際の印象だった。エンジンは、排気量233ccの並列2気筒OHCエンジンで、レブル(MC13)と同系統のもの。前後の足回りには、グリメカ社(イタリア)のキャストホイールを採用し、チューブレスタイヤを組み合わせていた。涙滴形(ティアドロップ)の燃料タンクが、アメリカンらしい要素といえないこともなく、その形状は、1991年に発売されていたナイトホーク750のイメージを継承したものだった。ベーシックなロードスポーツ、ナイトホーク250は、1994年にカラーチェンジを行ったのみでモデルヒストリーに幕を下ろした。